第32回「山南脱走」


まずは穏やかに…。


永倉新八原田左之助
いいねー、直情型さわやか(?)コンビ。
山南さんの頼みでわざと大げんかするシーン、楽しそうだったなあ。
この二人はものすごく己の信念にまっすぐで(左之の場合は「信念」というのとも違うけど、この際おいておく)、締め付けられるような影が全然なくて、見ていてほっとする。
大河『新選組!』のオアシス、と言っては言い過ぎやもしれないけど。


武田観柳斎
土方の「局長の腰巾着」発言に時間差で不満申し立て。
そこへ沖田の「気にしてたんだ…」と素直なツッコミ。
この武田−土方ライン、結構毎週のお楽しみかも。
武田観柳斎も途中退場の人なんだよね?寂しい。


【松本良順】
この人の淡々とした感じ、好きだ。
すごくさらっとしてて、脂分0なのに乾いてはいない感じ。
いい意味で演技性がないと思う。
「これっぽっちも」といいつつ手で「これっぽっちマーク」を作る(?)、ベタなアクションなのに気にならない。というか微笑ましい。


滝本捨助
ほんとむかつく、いらつく(←褒め言葉です)。
中村獅童出世作『ピンポン』や『HR』のときは今ひとつ、悪くはないけど何か物足りないと感じていたのだが、今回の大河でステップアップしたような気がする。
こんな人が近くにいたら近藤じゃなくてもうんざりしそうだけど、ふとしたときに見せる可愛げが、またいいんだよねえ。(今回で言えば「…おおそうじ?」とか)


【幾松】
うーん…。菊川怜、見た目はいいんだけどなあ…セリフ廻しがあまりにも。
優香の深雪太夫といい、このドラマ、女優を美しく見せることには長けてると思うけど、演技力はいかんとも。