第32回「山南脱走」&第33回「友の死」


本当に自分の思ったことを表すというのはむずかしくて。
なんて書こう、なんて書こうと思ってるうちに書けなくなってしまった。
本当はそれが一番、意味の無いことだと思うけれど。


泣いた。泣いた。泣いた。
山南さんの弱さに。不器用さに。ずるさに。真面目さに。優しさに。
愛すべき、「普通の人」ぶりに。


明里さんがいてくれてよかった。ほんとうによかった。
明里さんのなんていうつよさ。やさしさ。
何もかもしりながらあんなふうに受け止めること、私には絶対にできない。


できないけど、そんなふうに人を愛せるようになりたい、そのぐらい愛せる人に、出会いたいと思う。


切腹のシーン。
見守る隊幹部から、「仲間」の思いをひしひしと感じた。
それが「新選組」になりきっての思いだったかはわからない。
でも、それぞれの役者にとって、「堺・山南」は間違いなく戦友の一人なのだと感じられるシーンだった。
テレビドラマでこんな一体感が感じられるなんて、ちょっと奇跡的だなあなどと思う。