よみうりランド

急に思いたって彼と富士急ハイランドへ行こうとしたけれど、高速バスチケット売り場で帰りのバスが既に満席と言われ、あえなく断念。だいぶスケールダウンして、よみうりランドへ行ってみた。
まあ何と言うか、うすうす予測はしていたけれど、よく言えばほのぼの、悪く言えば・・・な遊園地。でも、1)規模が小さいので移動がラク 2)空いているので待ち時間ほとんどゼロ というのがメリットでした。私も彼も左程絶叫系得意なわけではないので、よみうりぐらいのアトラクションでもまあまあスリリングだったし。

2つあったジェットコースター(本当はもう一台あったけどそれは運休してた)に合計5回乗った。何だかんだいって楽しんだな。最後は2回連続で先頭に乗れて、それはやっぱり気分爽快!全然違うものなんだなー。

家族連れが多かったけど、思ったよりカップルも見かけた。ちょっとほっとした。あと多かったのが多分中学生ぐらいの男女8人前後のグループ。いいなー青春だなー、きっといろんな思惑やらときめきやらちょっとしたジェラシーやらが詰まってんのよねえあの中に、と思ってしまった私はオバサンだろうか。

帰りがけ、彼とちょっと先の話をした。彼はあと1か月半で自分の国に帰る。すごく大切なことなのに、そこに触れると話がどう転んでいってしまうか分からず、怖くていつも避けてしまう話題。

いつ帰るの?と聞いたら彼は25日と答えた。6月終りとは聞いていたけど、そんなことすら初めて知る私。「遊びに来てよ」と言って、彼は笑った。なんて言ったらいいかわからない。「うん」とだけ答えて、彼の手を取った。彼もそれ以上何も言わなかった。

別れ際、彼は「お疲れさまでした、よく休んでね」そう言って軽く私の頭に手を置いた。そんなことでばかみたいに幸福になってしまうというのに、その幸せを、そう遠くない将来失う覚悟もしなくちゃならない。しなくちゃならないと、自分に言い聞かせている。そうなった時に、傷つかないように。

嘘でもいいから、離さないと言ってほしい。体は離れても心はつながっているのだと。けれども、それがやはり嘘だったと知るくらいなら、最初からそんな甘い夢は見てはいけない。甘えれば甘えるほど、後で現実にうちのめされるのだから。

あーあ。いい年して、何してるのかな、私。