ハクバノ王子サマ

暗くなってヘコんで下を向いていてもいいことない、ささいないことで気にしない落ち込まない笑い飛ばせ。
頭では分かっていることにどうにもこうにもついてこない自分の心。


不毛な絶望感に翻弄されながらふと思う。
一体何だって私のココロはこんなにも浮上をすることを拒否するのだ?
そんなことをしたって良いことは何もないのはこの30ウン年で思い知った。
なら、同じ毎日でも、明るく楽しく穏やかに過ごしたほうが自分にとってだってメリットがあるのに。


落ち込みながら、ヘコみながら、私は訴えているのだ。


私はこんなにつらい。
こんなに傷ついている。
こんなに疲れている。
それでも健気にこんなにこんなに頑張って生きている。


そして待っている。
私の声無き叫びを拾い上げ、この"ろくでもない世界"から救い出してくれる王子様が現れるのを。


…。


うーーーあーーーーー
そうかそうかそうかーーーーーー
私が意地でも明るい気分になりたくない(!)のは、そんな超絶テレパス王子様に心の声を発信するためなのかー!


私が安定しちゃったら、王子様はこの心の声に気づかない。
助けに来てくれない。
だから私はこの不安を抱え続け、発信し続けなければならない。
王子様に出会うその日まで。


このカラクリ、意外と間違ったヨミでもないような気がする。
自分の自動反応を一つ見つけた気分。


伴侶は見つけたいけれど、それと心を穏やかに保つことは矛盾しない。
(むしろそうすることが逆に近道のような)


さよなら、テレパス王子。