第36回「対決見廻組!」

この日一番印象に残ったのは伊東先生の着実な参謀ぶり。最後には佐々木様(しかし「ささきさま」って字面は何かカワイイ)まで黙り込ませてしまう。もし、ここにいたのがあの人だったら…。残念だけどこれほどの才覚はなかったと、誰もが認めざるを得ない今日の伊東先生の活躍。
でも逆に、人の存在価値って、頭の良し悪しとか体の強弱とかじゃないんだよなあと思わされた。伊東先生に価値がないわけじゃないけど、今の新選組に必要なのは伊東先生と山南さんとどちらであったか(まあ伊東先生は、端から新選組のためを思って入隊したわけじゃないけれど)。

山南さんが残っていたとしても、新選組が滅びへ向かわなかったとは言えない。山南さんのことだけを思えば、決定的に壊れてしまう新選組を見なくてすんだのは幸せだったかもしれない。でも、やはり彼には残っていてほしかった。自分の良心と、信念と、才能の限界に苦しみながらも、暗闇に飲まれようとする同志たちを救おうとしてほしかった。
そんな役目、山南さんが背負い込む義理はまったくないけれど、それでも。


うー。最近の新選組はほんとに切ないです。


あともう一つ、すっかりやる気モードの周平君。きっぱり顔が変わりました。この役者さんいいですね。浅利陽介くん。HRとかマンハッタンラブストーリーにも出てたんだなあ…気付かなかった。見てみたい。